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遺品整理士の終活①

遺品整理士や葬儀関係の方は終活のプロだと思っています。
日々さまざまな最期に携わり、身を持って体験させて頂いているからです。

ポータルハートサービスのスタッフは全員、遺品整理士の資格を保有しています。

ドラマのような遺産相続争いに遭遇するたびに
自分の「もしもの時」の備えを見直しています。

私の例ですと、終末期医療を最優先事項として見直しています。
遺品整理中に
「おじいちゃんは入院生活が長かった。最後の3ヶ月は話しかけても反応しないし
点滴だけで生きていたようなもの」と家族の方に伺ったことがあります。

それは生きていると言えるのでしょうか?
医学の進歩により寿命は延びています。これからも延びていくでしょう。
ですが意思疎通も出来ない、ただ生かされている状態で、自分と家族は幸せでしょうか?

治療費・入院費は金銭的負担に、付き添いや看病は身体的負担になっていきます。
その時、回復の見込みなしと診断され、延命治療を中止か継続かの決断を迫られます。
自分は「もう十分」「早く逝かせて欲しい」と願っていても伝えることはできないのです。
家族はどちらを選んでも「これで良かったのか?」と後悔することになるでしょう。
どちらの立場を想像してもただ「辛い」の一言に尽きます。

私はそんな思いはしたくないし、子供たちにもさせたくないと考え
尊厳死の宣言書(リビング・ウイル)に登録しています。
尊厳死の宣言書にはこう書かれています。

『私の傷病が、現代の医学では不治の状態であり、既に死が迫っていると診断された場合には
ただ単に死期を引き延ばすためだけの延命措置はお断りいたします』※抜粋

子供たちとはよく「私のもしもの時」の話をします。
例えば私が交通事故に遭ってしまい植物状態になったら。
もう意識は戻らないだろうと医師から言われたら。
もしもの時は尊厳死の宣言書を医師に提示してね、と。

今は子供たちも「わかった」と言ってくれていますが、その場面になったら…。
もう意識は戻らないと医師に言われたとしても奇跡を祈り、
奇跡は起きずただ寝ているだけでも、息をしているだけでもいいと思うのではないかなと思っています。

今は、母親である私に宣言書通りの意思があると知っておいてもらうだけに留めています。
死はいつも身近にあるということや、だからこそ今を大事に生きないといけないことなどを、折りにふれ繰り返し話しています。
家族でこのような話をしていると、まだまだ死ねない、死ぬわけにはいかない!と思い
車の運転には前にも増して気を付けたり、毎日青汁を飲むようにもなりました。
死を意識すればするほど「生」が強くなります。輝きが増してきます。

だからこそポータルハートサービスは終活をおススメしています。

投稿者:篠田