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<Vol.26>「篠田社長の体験談」片付けをめぐり家族間で警察沙汰に

今回はポータルハートサービスの業務内で篠田が体験した、記憶に残る案件のお話をします。

 

【ご相談】

お一人暮らしをされている高齢女性から「足が悪く介護が必要になった。キッチンの床にものがたくさんあるので片付けて欲しい」とのご相談があり、ご自宅へお見積りに伺いました。

 

【お見積もり】

想像していた通り、玄関扉前から室内のいたるところにものが積み上げており、床は一人ギリギリ通れるくらいの隙間しかありません。そこを杖をついて通るのは非常に危険な状況でした。

新聞紙や雑誌、大きさが様々な段ボール(未開封あり)、一升瓶やプラスチック容器に入っている大量な調味料、お歳暮やお中元でいただいたであろう海苔やご飯のお供たち、とにかくたくさんのものがキッチンの床に(もちろん食器棚やシンク、吊戸棚等にもびっしり)置いていました。そして調味料や食品の9割以上が消費期限切れでした。

 

ここまでは私も数多く経験させていただいているので、よくある現場です。

一般廃棄物処理法では液体を収集運搬出来ないため、私たちは現場で処理させていただいています。ゴミ袋を二重にし、オムツや新聞紙・衣類等に染み込ませて処理します。

 

【散らかった理由】

「この量を処理するとなると結構時間が必要だな」と思っていたところ、依頼者様の口から予想外のお言葉が発せられました。

「これ、全部必要だから別の部屋に移動して欲しい」

「え!?消費期限切れてますよ?」

「いいの。まだ使えるから」

「・・・」

お客様のご要望ですので無理に廃棄などできません。

でも…。

このままでいいはずがないと思い、説得を試みましたが受け入れてはいただけませんでした。それどころか「そうやって皆捨てさせようとするのよね」と不機嫌になりました。

 

【家族は泥棒】

詳しく伺うと、家族から勝手に捨てられたこともあり(消費期限切れの調味料系を)、警察を呼んだこともあるとのことでした。

確かに、いくら家族とはいえ所有者の許可なしで勝手に廃棄するのは良くないとは思います。ただ、ものがモノだけに、家族も見兼ねてご処分されたのでしょう。それ以来、家族とは疎遠になっていると仰っていました。

 

【作業】

消費期限の切れた食品等で作られた広い要塞に、おひとりで暮らす方の本当の気持ちは分かりません。ただ、寄り添うことは出来ます。後日、お客様のご要望通りに作業をさせていただきました。

 

スタッフを交え世間話をしながら作業を進め、話が弾んだ時を見計らって判断を仰ぎ、なんとか1990年代製造の調味料は廃棄に成功しました!

少しのタイミングや言い方を間違えていたら、作業中断という最悪な事態になったかもしれません。でもキッチンの椅子に座って作業してる私たちを見ながらおしゃべりしている姿は楽しそうで「今ならイケる!」と思いました。

 

【完了】

消費期限切れの調味料をまだ使うと仰っていましたが、おそらく使用されていないと思います。

だったらなぜ廃棄しないのか?その理由は分からずじまいでしたが、少量ですが廃棄したのは一歩前進したと考えています。

片付けられなくなるのも片付けようと思うのも、ほんの小さなきっかけから始まります。

良い方向に向かう小さなきっかけを作るのもポータルハートサービスの仕事だと、改めて考えさせられた案件でした。

 


ポータルハートサービスは、リサイクル活動に力を入れています。

寄付ができるもの、買取りができるものなどありますので、是非ご相談ください。

また、遺品整理士、整理収納アドバイザーや終活カウンセラー、福祉住環境コーディネーターなど片付けに関連のある様々な資格を保有した女性スタッフが、あなたに合った片付けのすすめ方をアドバイスさせていただきます。

 


今回のブログは以上です!いかがでしたか? その他、遺品整理・片付けについてご興味がある方はコチラをご覧ください。