
今回はポータルハートサービスの業務内で篠田が体験した、記憶に残る案件のお話をします。
【ご相談】
一人暮らしをされていたお母様が施設へ入居してから15年間、実家は空き家状態。
久しぶりに実家の様子を見に行ったら、ゴミが不法投棄されていたり、窓ガラスが割れていたり、雨漏りしていたりとひどく痛んでいたため、片付けと同時に解体もお願いしたい、とご依頼がありました。
【お見積もり】
当グループの解体担当と一緒にお見積りに伺いました。
お客様からお聞きした通り、一目で長年空き家だと判明できるようなご自宅でした。
お庭は草木がのび放題で近隣の迷惑になっています。タイヤや自転車などの不法投棄らしきものが散乱し、窓ガラスは数ヵ所割られています。キッチンと和室には雨漏りの跡が見られました。家全体の痛みがひどく、一部床が抜けてタンスが斜めに傾いていました。
【放置した理由】
お母様はまだ施設に入所されているため、「生きているうちは実家をそのままに」と家族間で決められたそうです。
【作業内容】
貴重品などはすでに持ち出しているとのことで、室内外の残置物をすべて撤去させていただきました。「必要なものはない」とお客様は仰っていましたが、見きれていない事もあるかもしれないため、しっかりと確認しながら分別しました。
【作業】
床にはコンパネを敷いて足場を確保し、大型家具や家電などの重量物を搬出する際は、特に足元を確認しながら作業しました。
細かく分別する際に押入れの奥にあった段ボール箱の中から記念硬貨や、経机の引き出し内にしまってあった不祝儀袋の数枚から現金が発見されました。
【完了報告】
念入りに確認したはずが記念硬貨や現金があったことに驚かれていました。
「空気の入れ替えだけでも定期的にすれば、こんな状態までにはならなかったかも。お母さんに申し訳ない」と後悔されていました。
【その後】
片付けが完了した後は解体チームにバトンタッチし、すぐに工事が始まりました。
家は人の出入りがなくなると急速に痛みます。また、空き家だと分かると不法投棄されたり、動物が棲みついたり、最悪な場合は犯罪に使用されたり、火災が発生したりと心配は尽きません。空き家を長年放置されて危険家屋に指定されたご自宅も多くあります。この先、誰も住む予定がないのであれば早めの対処が必要です。
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