
今回はポータルハートサービスの業務内で篠田が体験した、記憶に残る案件のお話をします。
【ご相談】
父が亡くなったため実家を片付けて欲しい、実家は借地なので早めに返却する必要がある、と息子さんから見積のご依頼をいただきました。
【お見積もり】
平屋の一軒家3DK、プラス隣接するように大きな小屋をお父様がDIYされていました。
大家さんからは「荷物さえ出して貰えれば小屋はそのままでも良い」と言われたそうです。
室内外には大型家具や家電、布団など大量の荷物が詰まっており、DIYされた小屋には砂埃を被った段ボールや工具類がびっしり入っていました。
【散らかった理由】
家族4人で暮らしていたままの状態で、お父様は息子さんたちが自立した後も、お母様が亡くなった際も一切ものを捨てさせてくれなかったそうです。
【作業内容】
貴重品のみお取り置きで、あとの室内外のものをすべて撤去して欲しいとのご要望でした。
片付け後、大家さんは解体を考えているらしく、清掃も必要ないとのことでした。
【作業】
息子さんたちが保育園で使用されていた通園バッグ、小学生の頃の作品、部活動で着用していたユニフォーム、教科書・ノート、お母様の洋服やお化粧品など40年間の歴史がすべて残っていました。念のためご依頼者様に確認を取りましたがすべて廃棄してくださいとのことでした。
大型トラックを駐車するスペースがなかったため、小型トラックでのピストン作業になり、完了までスタッフ総勢10名、3日半掛かりました。
【完了報告】
息子さんご夫婦に空っぽになったご実家を確認していただきました。
その際、「想い出は大切だけどすべて残すのは難しい。子供達にはこんな苦労を掛けたくないので、自分たちは想い出の品は厳選して保管する」と仰っていました。
【その後】
片付け後は解体を考えていらっしゃると伺っていたため、当グループの解体担当を大家さんへご紹介させていただき、解体工事もご依頼いただきました。
想い出の品は確かに捨て難い。その気持ちはよく理解できます。
ですが、その想い出の品があり過ぎると「負の遺産」になってしまいます。
今回はご両親の遺品整理と同時に、家族の想い出の品の片付けをさせていただきましたが、もし、お子さんの成長と共に想い出の品を片付けていたら、お母様が亡くなった際にお母様の持ち物を整理していたら、身体的労力も金銭的負担も少なかったと思います。
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