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終活の心得

私は遺品整理士のプロで、日々、ご遺族に代わり遺品整理をさせていただいております。
その業務内での経験や感じたことを通して「終活」、特に片付けは元気なうちに!と言い続けています。

今回は終活を行う上での「終活の心得」について発信させていただきます。

前回お話した通り、終活は自分のために行います。
自分のために行う終活は、一歩間違えると自己中心的になりがちです。
⾃分の希望と家族の想いは同じとは限りません。
⾃分の想いを優先しすぎると、家族は迷惑します。
かと言って周りに気を遣いすぎても、今をより良く自分らしく生きることにはなりません。
そうならないため、終活の心得を6つご紹介します。

【1】⾃分が満⾜する⽣き⽅、締めくくり⽅を発⾒していく
  今後の人生を自分はどう生きたいのかを真剣に考え・想像します。
  その際にはより多くの情報を集めてください。
  雑誌、書籍、テレビ、インターネット等から様々な人の生き方を見聞きし、真似したい内容があれば
  どんどん吸収して、逆に「こうはなりたくない」と思ったら反面教師に。その際に感じた気持ちが新
  たな発見です。

【2】家族や周囲に過⼤な期待をしない
  現代は親が子へ、子が親へ依存している家庭が多くなっていると聞きます。
  お互いが依存しあっているならまだ分かりますが、多くは片方の依存性が問題になっています。
  依存は過大な期待感を生み、やがてそれが当たり前になって息苦しさを与えてしまいます。
  「あの子は親思いだから介護は自宅でしてくれるに決まってる」
  「先のことは何も考えていない。子供が親の面倒見るのは当たり前」
  お子さんにだって生活があります。自分の生活を支えることで精一杯かもしれません。
  期待を掛けて貰えること自体は嬉しいですがほどほどに。

【3】家族や周囲任せにしてはならない
  今、自分でできることも後回しにして「家族がなんとかしてくれるだろう」はいけません。
  終活は自分のために行うもので、人任せでは自分の思い描く未来は訪れません。

【4】余計な遠慮はしない
  上記の、何でも人任せにするのも良くないですが、優しすぎるがゆえに家族や周囲の人に遠慮して
  しまう方がいらっしゃいます。自分の終活なのに自分の気持ちは後回しにして、「家族がしたいよ
  うに」「家族の判断に委ねる」は相手を慮っての言葉ですが、逆の立場からだと本当にこの判断で
  良いのかと、迷いが生じます。遠慮して相手の反応を見ながらの終活では、自分らしくより良い暮
  らしはできないでしょう。

【5】絶対して欲しくないことだけはハッキリ伝える
  自分よがりで自己中心的な終活も考えものですが、遠慮し過ぎてもいけない。ではどうすれば?と
  思う方もいらっしゃるでしょう。ズバリ、絶対して欲しくないことだけはハッキリと伝える!
  「迷惑を掛けるかもしれないけど、介護状態になっても施設にだけは入りたくない」
  「介護ベッドを置くためのスペースが必要だけど、この鏡台だけは処分しないで」
  要望ばかりを伝えると周りも呆れてしまい、聞き入れて貰えなくなってきます。ですがコレだけは!
  と思う要望は遠慮せずハッキリと伝えましょう。

【6】感謝を忘れない
  絶対に忘れてはならないのは感謝の気持ちです。
  人は慣れてくると、それが当たり前になってきます。

  ⾃分がこの世を去った時にどのようにするかは、最終的に残った家族が決めてくれます。
  終活で何でも⾃分で決めようと難しく考えず、後に残った⼈にある程度お任せするのも良し。
  死後に⾃分の想い通りになるかどうかは家族次第です。
  そして⽣前の⾏い次第だと思います。
  終活を感謝の気持を持って自分のために行った後、時を経て、家族や周囲から必ず感謝されます。

終活は必要だと分かっているが、どこから・何から始めて良いか分からないと悩んでいる方は今すぐポータルハートサービスへご連絡ください。
終活カウンセラーの資格保有者がサポートさせていただきます。

投稿者:篠田