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<Vol.29>原状回復に200万円!?「篠田社長の体験談」

今回はポータルハートサービスの業務内で篠田が体験した、記憶に残る案件のお話をします。

【ご相談】

同市内に住む息子さんから「市営住宅で独り暮らししている母の家を片付けて欲しい。本当はダメなんですが猫を数匹飼っていたらしく室内が酷い状態。退去するので原状回復までお願いしたい」とご依頼がありました。

 

【お見積もり】

玄関扉を開ける前から猫の糞尿の臭いが鼻をつき、室内がどうなっているのかはおおよそ想像できましたが、予想を遥かに上回るほど荒れた状態でした。ゴミ屋敷+強烈な猫の糞尿の臭い、壁紙は剥がれて襖もキッチンも床も柱もボロボロです。一目見て不用品撤去より原状回復の方が時間も費用も掛かりそうだと感じました。築年数が経過した市営住宅でしたので、一旦市役所に問合せてどこまでの原状回復が必要かを確認した上で、お見積金額を算出する必要があったため、まずは荷物撤去のみのお見積書を作成しました。

 

【散らかった理由】

お母様はもともと片付けは苦手な方だったそうですが、同居されている時は「普通の自宅」で、お子さんが自立されてから徐々に物が増え散らかり出したとのこと。さらに猫を飼い始めてからは自宅に入れて貰えなくなり、室内の様子が全く分からなくなったと息子さんからお聞きしました。

 

【作業内容】

エレベーターなし、階段使用で4階下ろしなため、スタッフ人数を大量に投入し、搬出時は各階に人員を配置し人海戦術で荷物を搬出します。搬出距離が長い時は、安全かつスタッフの負担を軽減できるこの方法で実施します。荷物をすべて撤去した後は原状回復のため工務店さんに入っていただいて修繕工事、最後に清掃という流れになります。

 

【作業】

いつものように大量の荷物を分別・搬出した後に、市の職員立会いのもとどこをどのように原状回復するのかを確認しました。規則としては「入居時の状態に戻す」が大前提です。キッチンや床は大幅な修繕工事が必要になりました。

 

【完了報告】

息子さん立会いのもと現場の確認をしていただきました。今回の片付け&原状回復の費用は総額200万円を超えました。息子さんは精神的・金銭的にかなり参っておられましたがキレイになった室内に安堵され、後日奥様とご一緒に会社へお礼訪問までしていただきました。

 

【その後】

お母様は市営住宅を退去された後、別の場所にお引越しされていますが、二度と繰り返されないことを願います。普通に暮らしていれば市営住宅の退去費用が200万円以上も必要になることはまずありません。現在では入居時より退去時の方が、購入時より廃棄時の方がお金は必要になっています。今後を考えた行動が大事ですね。

 


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