こんにちは。最近「終活」に拍車をかけているポータルハートサービスの篠田です。
「遺品整理」という言葉を最近よくTVなどで目にするようになってきました。
遺品整理と言っても本当に幅広く、テレビで流れるような凄惨な現場の場合だけが遺品整理というわけではありません。
本日は元湯灌・納棺師であり遺品整理士でもある篠田から、遺品整理ってそもそもなんなのか?あるいはどのタイミングで実施するのがいいのか?をあなたにご紹介します。
遺品整理をするタイミングはまずは大きく分け下記の2つが基準となります。
故人のお住まいが一軒家だった場合はすぐに遺品整理を行う必要はありませんので、あなたの気持ちの整理のタイミング次第です。
とはいえ、何かしらの目安をご提供するのが今回のブログの肝ですので、下記の情報を参考していただければ幸いです。
目安⑴:亡くなった後すぐ
亡くなった後は親族の方も一堂に会し、具体的な話もしやすいかもしれません。
しかし、一方で気持ちの整理がつくほどの時間がまだ経過していないのも事実です。
過去のご依頼者様の話を聞くと、亡くなった後すぐ遺品整理をする方の理由は
「いつまでも遺品が見れる状態だと、いつまでも悲しい気持ちになる」
「遠方に住んでいるので家も含め管理ができないので放置するのは不安」などです。
目安⑵:四十九日後
四十九日は、来世の行き先が決まるもっとも重要な日で「満中陰(まんちゅういん)」と呼ばれます。そして、遺族にとっては、「忌明け」として日常生活へと戻る節目となる日でもあります。
この日を基準として故人の遺品整理を始めることは、気持ちの整理をつけて次のステップに進んでいくという意味で、意味のあることと言えるでしょう。
目安⑶:1周忌
一周忌は、故人が亡くなってから満1年後に行われる法要の事を指します。
忌明けに近い言葉で「喪明け」という言葉がありますが、一般的には1周忌をもって喪明けとすることが多いです。
先の2つと比較すると長い期間故人を偲ぶ時間がありますので、気持ちの整理の時間が欲しいが、客観的な基準も欲しいという方には適したきっかけかもしれません。
それ以外:相続税納付のタイミングまでに行う
本来であればじっくり時間をかけながら遺品整理をしたいところですが、期限付きのものもあります。それが相続税の申告と納税です。
相続税は、故人が亡くられたと知った日から10ヵ月以内に申告・納税をしないと重加算税がかかってしまいます。
※相続税は税務署から納付書が送られてきませんので注意が必要です。
時間をかけて遺品整理したい方も多くいらっしゃるかとは思いますが、その場合でも、課税対象になるものだけは先に相続人全員で確認しておくほうが良いでしょう。
「10ヵ月」という期限を是非覚えていてください。
いかがでしたか?
遺品整理は、大切な方が亡くなったため、中々きっかけがないと始められないかと思います。
今回の記事が少しでもあなたの参考になればうれしいです。
その他ご不明な点がありましたらこちらか0120-050-742までご連絡ください。
あなたの満足のいく遺品整理をお祈りしています。